併催プログラム

企画展示

へら絞り
~腕一本で作り出す、高難度製品へのあくなき挑戦~
東新展示棟 東7ホール

 へら絞りは円盤状の金属を、横向きに回転する絞旋盤の回転軸に固定し、へらと呼ばれる専用工具で、局部的な塑性変形を徐々に加え(絞り)、全体の製品形状を創成していく加工方法です。数㎜の小さなものから、大きなものでは4mを超えるものまで、へら絞りで加工することが出来ます。その匠の技術は、あくなき挑戦から始まります。本企画展示では、「とにかくやってみる」という北嶋絞製作所のものづくりスピリットを紹介し、ものづくりへの熱い情熱が高難度製品を生み、未来の匠をも誕生させてしまう、その真摯なものづくりを紹介します。また、体感型プログラムとして、へら絞り実体験イベントも企画します。

<協力:株式会社北嶋絞製作所>

福井産メガネ
~職人の技と工作機械技術を結集して作り上げた世界ブランド~
東新展示棟 東7ホール

 日本のメガネフレーム生産90%以上のシェアを誇り、世界で初めて軽くて丈夫なチタン製メガネを生みだした福井県の眼鏡産業。極めて品質の高い福井産メガネは世界中から注目され、2007年には産地統一ブランド「THE291」を創設。さらなる技術と独自性を世界へ発信しています。近年では産地が培ったチタン加工の技術を医療や電子機器などに生かし、メガネづくりの熱い想いが幅広い分野にまで広がっています。本企画展示では、100年余の時間をかけ世界ブランドまで育て上げた福井の"ものづくりへの挑戦"を取り上げ、それを支えてきた職人の技術と良いメガネを作るために不可欠な工作機械との関わりを軸に紹介します。

<協力:一般社団法人福井県眼鏡協会>